この記事でわかること
ムスリムのお客様をお迎えするとき、料理の対応は進んでいても「飲みもので何を出すか」で止まってしまう——そんな声をよく聞きます。お酒を提供できない分、ドリンクメニューが手薄になりがちだからです。この記事では、ハラール認証を取得したお茶と、乾杯にも使える本格的なノンアルコール飲料を紹介します。
お茶はハラールか — 基本と、例外になりやすいところ
結論から言えば、茶葉そのものはハラールです。緑茶・紅茶・烏龍茶・ハーブティーいずれも、原料に問題はありません。
では、なぜ確認が必要になるのか。問題は茶葉以外の部分にあります。
お茶・飲料で確認したい3つのポイント
① 香料・フレーバー
フレーバーティーの香料は、アルコールを溶媒として抽出していることがあります。ピーチティー・アールグレイなど、香りづけされた製品は確認が必要です。
② 発酵飲料のアルコール分
発酵を伴う飲料は、製法によって微量のアルコールが生じる場合があります。「ノンアルコール」と明示されているか、認証を取得しているかが判断材料になります。
③ ブレンド茶の副原料
健康系のブレンド茶には、ゼラチンや動物由来成分が含まれることがあります。茶葉以外に何が入っているかの確認を。
裏を返せば、シンプルな茶葉や認証取得品を選べば、お茶はムスリムのお客様に出しやすい飲みものだということです。
一番の課題は「乾杯の一杯」
実務で本当に困るのは、普通のお茶ではありません。食事の場にふさわしい、きちんとした一杯です。
コース料理でお酒を飲まないお客様に、ウーロン茶やオレンジジュースしか出せない。会食の乾杯で、ひとりだけ手持ち無沙汰になってしまう——。料理は満足いただけても、ここで体験の質が落ちてしまいます。
この課題に対する選択肢が、近年出てきました。
JAPANESE CRAFT KOMBUCHA — 嗜むためのノンアルコール
大阪・堺の老舗茶舗つぼ市製茶本舗が手がける発酵茶飲料です。茶鑑定士が厳選した一番茶のみを100%使用し、特殊加工した信楽焼の壺で三次発酵。香りを活かすため非加熱で仕上げられています。
名前は「KOMBUCHA(コンブチャ)」ですが、日本の「昆布茶」とはまったく別物です。お茶を発酵させた飲料を指す、国際的な呼び名です。
ハラール対応として評価できる点
✅ ノンアルコール飲料として設計・販売されている
✅ NAHA(日本アジアハラール協会)認証を取得
✅ 720mlのボトル形状——ワインのようにテーブルに置け、グラスに注いで提供できます
「お酒を飲まない人向けの代替品」ではなく、それ自体を味わうための飲みものとして作られている点が、従来のノンアルコール飲料との違いです。
ラインナップ(全5種・720ml)
💡 最高峰の上煎茶 720mlもラインナップにあります(現在は在庫調整中)。入荷状況は商品ページをご確認ください。
日常使いの和風茶 — 低単価で揃えたいとき
毎日の提供や、客室・待合に置くお茶であれば、1杯あたりのコストが重要になります。かね七の和風茶シリーズは3g×50本で¥873、1杯あたり約17円です。
食物繊維入 うめ茶 3g×50本 ¥873(税込)
さっぱりとした酸味。食後や、脂の多い料理のあとに。
食物繊維入 しいたけ茶 3g×50本 ¥873(税込)
旨味が強く、お吸い物や茶碗蒸しのベースにも使えます。
シーン別:何を出すか
| シーン | おすすめ |
|---|---|
| 乾杯・食前 | 銀豪ジャスミン/ローズヒップ&ハイビスカス |
| 食中(肉料理に) | 和紅茶 やまなみ |
| 夜・カフェインを控えたい | ルイボスティー |
| 日常提供・客室備え付け | かね七 和風茶シリーズ(1杯約17円) |
| 料理の旨味づけにも使いたい | こんぶ茶/しいたけ茶 |
まとめ
お茶そのものはハラールですが、香料・発酵・ブレンドの副原料が確認ポイントになります。認証取得品を選べば、そこは済んでいます。
そのうえで考えたいのが、「お酒を出せない場で、何を出すか」という体験の質です。料理をハラール対応にしても、ドリンクが麦茶だけでは、食事全体の満足度は上がりきりません。
720mlのボトルをテーブルに置き、グラスに注いで乾杯できる——その一杯があるだけで、お客様の受け取り方は変わります。ドリンクメニューは、ハラール対応の最後のひと押しになる部分です。
※ ハラールの判断基準は個人の信仰の度合い・出身国・宗派によって異なる場合があります。お客様への提供前に認証情報を開示し、判断をご本人に委ねることをおすすめします。
※ 価格・在庫状況は2026年10月時点のものです。最新情報は各商品ページをご確認ください。