この記事でわかること
2026年8月4日から6日にかけて、東京ビッグサイト南展示棟で 「第2回インバウンドフードビジネスEXPO」 が開幕しました。約600社が出展、来場見込みは約45,000名。ハラルフード・ハラル認証サービスが正式な出展カテゴリとして掲げられ、「訪日ムスリム観光客への対応」が飲食業界の主要テーマとして明確に位置づけられた展示会です。
本記事では、この業界イベントの意味と、背景にある訪日ムスリム市場の急拡大、そして HALAL ICHIBA が果たす役割を解説します。
📌 この記事でわかること
- 第2回インバウンドフードビジネスEXPOの規模と、ハラール対応が主要テーマになった背景
- 訪日ムスリム観光客数の最新統計(マレーシア・インドネシアの伸び率)
- 日本の「ムスリムフレンドリー度」がGMTI 2026で急浮上した理由
- 2030年33兆円規模のムスリム旅行市場に向けた、飲食店・ホテルの実務対応
EXPO の要点 - 何が発表されたのか
報道・発表の要点
・2026年8月4日〜6日、東京ビッグサイト南展示棟 にて開催
・出展社数:約600社(併催展含む)、来場見込み 約45,000名
・第1回(2025年7月)は 44,427名が来場した実績
・主催:TSO International 株式会社
・正式出展カテゴリに「ハラルフード」「ハラル認証サービス」が明記
・併催展:CAFERES JAPAN、国際発酵・醸造食品産業展、健康・機能性・自然食品専門展
・テーマは「インバウンド対応・省人化・多言語対応・ハラル・ビーガン・キャッシュレス」
出典: 第2回インバウンドフードビジネスEXPO 公式サイト、日本農業新聞ほか各媒体(2026年8月5日開幕報道)
背景 - 訪日ムスリム観光客が過去最高を更新中
この EXPO にハラール対応が主要テーマとして掲げられた背景には、訪日ムスリム観光客数の急拡大 があります。JNTO(日本政府観光局)の統計から数字を拾うと:
2025年 年間実績
・インドネシア:64万600人(前年比 +23.8%)
・マレーシア:63万6,600人(前年比 +25.6%)
2026年3月 単月実績
・マレーシア:7万6,600人(前年同月比 +44.2%、3月として過去最高)
・インドネシア:8万2,800人(前年同月比 +36.6%、単月として過去最高)
年間20%超の成長を続け、単月では過去最高を次々と更新しています。この数字を 「実際に飲食店・ホテルで受け入れる」体制 が、いよいよ業界全体の課題として顕在化してきたのです。
日本が「ムスリムフレンドリー」で急浮上 - GMTI 2026で7位に
Mastercard が発表する国際指標 GMTI(Global Muslim Travel Index)2026 で、日本は非OIC加盟国の中で 7位 にランクインしました。前年の14位から大幅な躍進 です。ドイツ・スペインと並ぶ順位です。
この評価の背景には、飲食店・ホテル・空港・観光施設におけるハラール対応・礼拝スペースの整備が、地道に進んできたことがあります。今回の EXPO は、その取り組みを 「業界横断で加速させる場」 として機能する重要なイベントです。
2030年 33兆円市場 - なぜ今、動かないと遅いのか
世界のムスリム旅行市場は、2030年に約33兆円規模 に達すると予測されています。世界人口の約4分の1がムスリムになる時代、旅行需要の拡大は確実な流れです。
「訪日ムスリム客が今、過去最高を更新している」という事実は、飲食店・ホテル・食品事業者にとって次の2つを意味します。
① 今対応する店 = 先行者利益を取れる立場
今からハラール対応を進める店舗は、この市場拡大の波に乗れる。逆に、まだ「うちには関係ない」と思っている店は、数年後に 「対応していないから選ばれない」立場 になるリスクがあります。
② 単価が高く、リピート率も高い顧客層
訪日ムスリム客は、家族・グループでの来訪が多く、滞在も長め。「安心して食事ができる場所」に対する感謝の気持ちも強く、リピート・口コミにつながりやすい顧客層です。
シリーズで見えてくる「業界全体の熱量」
過去の記事とあわせて見ると、ハラール市場の熱量が業界全体に広がっていることが分かります。
- 第4弾:花王のインドネシア展開(家庭用品大手)
- 第5弾:サイゼリヤの世界初ハラル店舗(外食大手)
- 第6弾:今回のEXPO(業界横断の展示会に600社集結)
大手企業単体の動きから、業界横断のインフラ整備フェーズへと、ハラール市場は明確に次のステージに入っています。
HALAL ICHIBA の役割 - 「明日から使える」ハラール食材の窓口
EXPO のような展示会は業界の方向性を示す場ですが、個別の飲食店・ホテルが実際に対応を進めるには、「明日から使える食材・調味料をどう揃えるか」 という具体的な課題があります。
私たち HALAL ICHIBA は、まさにこの部分を担っています。
- ハラール認証済みの和食調味料(醤油・味噌・みりん等)
- ハラール認証済みの食肉・チーズ・冷凍食品
- 飲食店・ホテル向けの業務用サイズにも対応
「訪日ムスリム客への対応を始めたいが、何から揃えれば良いか分からない」というお店の最初の一歩として、下記のセットもご用意しています。
HALAL ICHIBA の取り組み
和食の基本調味料10品を一度にそろえられるお試しセット。「ハラール対応を検討し始めた」飲食店様に、すぐ使える形でお届けします。
この他にも、ハラール認証済みの調味料・お肉・チーズ・お茶・冷凍食品などを業務用サイズも含めて幅広く取り扱っております。
まとめ
第2回インバウンドフードビジネスEXPOの盛況は、ハラール対応が「特別な取り組み」から「業界標準のインフラ」へと移行している ことを象徴しています。訪日ムスリム客の急増、GMTI 2026での日本の順位急浮上、そして600社が集まる展示会の規模 - すべてがそのシグナルです。HALAL ICHIBA は、この流れの中で飲食店・食品事業者の皆さまの「最初の一歩」から「本格運用」までを支える食材供給の窓口として、引き続きお役に立ってまいります。