市場トレンド【業界動向】サイゼリヤ、世界初のハラール認証店舗をマレーシアで開店 - 大手外食チェーンが挑む20億人市場
日本の大手外食チェーンが、本格的にハラール市場へ踏み込みました。サイゼリヤが2026年6月4日、マレーシアのクアラルンプールに1号店を開店。同社として世界初となるJAKIM(マレーシア・イスラム開発庁)のハラール認証取得を目指しています。将来的には100店舗計画、その先には世界20億人のムスリム市場が視野に入っています。 前回の第4弾では家庭用品大手・花王のインドネシア進出を取り上げましたが、今回はいよいよ「外食」の大手が動きました。日本の食産業全体がハラール市場に本気になってきていることを示す、象徴的なニュースです。 サイゼリヤ・マレーシア1号店 - 何が発表されたのか 報道の要点・2026年6月4日、クアラルンプールの AEON Mall Taman Maluri に開店・店舗規模:約223㎡・約130席・マレーシア人従業員約30人・サイゼリヤとして世界初のハラール認証取得店舗 を目指す・認証機関: JAKIM(マレーシア・イスラム開発庁)、営業開始後3〜4ヶ月で取得予定・初年度3店舗、将来的にマレーシア国内 100店舗 計画・価格帯は RM8.90(約360円)から、スパゲッティ・ボロネーゼやマルゲリータピザなど・現地限定メニューとして ルンダンソース(マレーシア伝統料理)を使ったピザ・パスタも展開 出典: 日本経済新聞「サイゼリヤ、マレーシア1号店を開店 ハラル認証目指す」、NNA ASIA、ビジネスジャーナルほか なぜマレーシアが「最初の一歩」なのか サイゼリヤがマレーシアを選んだのは偶然ではありません。マレーシアは「ハラールのハブ」として世界的に位置づけられている国です。 マレーシアの認証機関 JAKIM は、国際的に最も信頼性が高いハラール認証機関の一つとされ、多くのイスラム諸国が JAKIM 基準を受け入れています。つまり、JAKIM でハラール認証を取得することは、他のイスラム諸国への展開の「グローバルパスポート」を手に入れることを意味します。 マレーシア(人口の約60%がムスリム)で成功すれば、次に見えてくるのは...










