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ハラールに関する最新情報をお届けします

【業界動向】サイゼリヤ、世界初のハラール認証店舗をマレーシアで開店 - 大手外食チェーンが挑む20億人市場市場トレンド
2026年8月10日

【業界動向】サイゼリヤ、世界初のハラール認証店舗をマレーシアで開店 - 大手外食チェーンが挑む20億人市場

日本の大手外食チェーンが、本格的にハラール市場へ踏み込みました。サイゼリヤが2026年6月4日、マレーシアのクアラルンプールに1号店を開店。同社として世界初となるJAKIM(マレーシア・イスラム開発庁)のハラール認証取得を目指しています。将来的には100店舗計画、その先には世界20億人のムスリム市場が視野に入っています。 前回の第4弾では家庭用品大手・花王のインドネシア進出を取り上げましたが、今回はいよいよ「外食」の大手が動きました。日本の食産業全体がハラール市場に本気になってきていることを示す、象徴的なニュースです。 サイゼリヤ・マレーシア1号店 - 何が発表されたのか 報道の要点・2026年6月4日、クアラルンプールの AEON Mall Taman Maluri に開店・店舗規模:約223㎡・約130席・マレーシア人従業員約30人・サイゼリヤとして世界初のハラール認証取得店舗 を目指す・認証機関: JAKIM(マレーシア・イスラム開発庁)、営業開始後3〜4ヶ月で取得予定・初年度3店舗、将来的にマレーシア国内 100店舗 計画・価格帯は RM8.90(約360円)から、スパゲッティ・ボロネーゼやマルゲリータピザなど・現地限定メニューとして ルンダンソース(マレーシア伝統料理)を使ったピザ・パスタも展開 出典: 日本経済新聞「サイゼリヤ、マレーシア1号店を開店 ハラル認証目指す」、NNA ASIA、ビジネスジャーナルほか なぜマレーシアが「最初の一歩」なのか サイゼリヤがマレーシアを選んだのは偶然ではありません。マレーシアは「ハラールのハブ」として世界的に位置づけられている国です。 マレーシアの認証機関 JAKIM は、国際的に最も信頼性が高いハラール認証機関の一つとされ、多くのイスラム諸国が JAKIM 基準を受け入れています。つまり、JAKIM でハラール認証を取得することは、他のイスラム諸国への展開の「グローバルパスポート」を手に入れることを意味します。 マレーシア(人口の約60%がムスリム)で成功すれば、次に見えてくるのは...

【業界動向】ハラール対応の冷凍食品・ミールキットが拡大 - Spice meが日本アジアハラール協会(NAHA)認証を取得市場トレンド
2026年7月26日

【業界動向】ハラール対応の冷凍食品・ミールキットが拡大 - Spice meが日本アジアハラール協会(NAHA)認証を取得

ハラール食品業界で、また注目すべき動きがありました。金沢発のミールキット宅配サービス「Spice me」を運営する株式会社コノミーが、日本アジアハラール協会(NAHA)から冷凍食品・ミールキット計18品目のハラール認証を取得しました。 「ハラール対応のミールキットや冷凍食品」という選択肢が広がることは、飲食店だけでなく一般のご家庭にとっても大きな意味を持ちます。今回はこの業界ニュースを、和のハラール食品を扱う HALAL ICHIBA の視点から解説します。 📌 この記事でわかること Spice meが取得したハラール認証の内容と対象18品目 ハラール対応の冷凍食品・ミールキット市場が拡大している背景 日本アジアハラール協会(NAHA)が持つ国際的な相互認証の枠組み HALAL ICHIBAの取扱商品とハラール認証の関係 Spice me の NAHA認証取得 - 何が発表されたのか 報道の要点 ・株式会社コノミー(石川県金沢市)が運営する「Spice me」が、2024年4月21日付で日本アジアハラール協会(NAHA)のハラール認証を取得 ・認証対象は 冷凍食品15品目 + ミールキット3品目 = 計18品目 ・トスカーナ風煮込みチキン、スリランカ風チキンカレー、ベジタリアンシチュー、地中海風タラのシャクシューカ、レンコンのヘルシーハンバーグ...

【業界動向】日本のハラール認証がインドネシアでも通用する時代へ - JETROが伝える業界の変化ハラール基礎・認証
2026年7月17日

【業界動向】日本のハラール認証がインドネシアでも通用する時代へ - JETROが伝える業界の変化

ハラール食品の流通が国境を越えて広がる中、日本のハラール認証にとって大きな節目となる出来事がありました。JETRO(日本貿易振興機構)の報道によれば、インドネシア政府機関「BPJPH」が、日本のハラール認証機関3社と相互認証(MRA)を締結したのです。 この動きは、和のハラール食品を扱う私たち HALAL ICHIBA にとっても重要な意味を持ちます。今回はこの業界ニュースを、実際に認証機関と取引を持つ立場から解説します。 相互認証(MRA)とは - なぜ重要なのか 相互認証(Mutual Recognition Agreement / 略して MRA)とは、ある国のハラール認証機関が発行した認証を、他国の政府機関が有効と認める仕組みです。 これがあることで、たとえば「日本で認証を受けたハラール食品を、そのままインドネシアでも販売できる」という道が開けます。逆に、MRAがなければ、輸出のたびに現地機関で改めて認証を取得する必要があり、手続きの負担が大きくのしかかっていました。 報道の要点 ・2024年10月、インドネシアで開催された国際会議「H20 Halal World 2024」でMRA署名式が実施 ・世界51機関のハラール認証機関が参加 ・日本からは JHA(日本ハラール協会)・JMA(日本イスラム教徒協会)・MPJA(ムスリム・プロフェショナル・ジャパン協会) の3機関がBPJPHとMRAを締結 ・NAHA(日本アジアハラール協会) もMRAに向けた手続きを進行中 ・インドネシアBPJPH認証製品は530万点(2019年から8倍増)、処理期間も10ヶ月→21日と大幅短縮 出典: JETROビジネス短信「インドネシアが日本のハラール認証機関3機関との相互認証(MRA)を完了」(2024年10月22日) 今回の締結が持つ...

【業界動向】日本のハラール食品市場、2034年までに年平均7.78%成長 - なぜ今、和のハラール食品なのか市場トレンド
2026年7月11日

【業界動向】日本のハラール食品市場、2034年までに年平均7.78%成長 - なぜ今、和のハラール食品なのか

市場調査会社「株式会社マーケットリサーチセンター」が2026年3月に発表したレポートによると、日本のハラール食品市場は2026年から2034年にかけて年平均成長率(CAGR)7.78%で拡大すると予測されています。日本におけるハラール食品への関心が加速していることを示す象徴的な数字です。 今回はこのニュースを、実際に国内でハラール認証食品を取り扱う立場から解説します。 報道の要点 ・日本のハラール食品市場は 2025年に 1,735億米ドル 規模と推定 ・2034年には 3,474億米ドル に達すると予測(同社調査による) ・2026-2034年の年平均成長率(CAGR) 7.78% ・成長要因: ホスピタリティ・フードサービス業界での採用増加、多文化受容の向上、食品表示規制の明確化 など 出典: newscast.jp「ハラル食品の日本市場(2026年〜2034年)」(2026年3月26日 株式会社マーケットリサーチセンター) なぜ、いま「和のハラール食品」なのか ハラール食品市場の成長は世界的な流れですが、日本発のハラール食品には独自の背景があります。以下の3つが、この成長を後押しする軸です。 ① 訪日ムスリム観光客の増加 コロナ禍を経てインバウンドが回復し、東南アジア(マレーシア・インドネシア)・中東からのムスリム観光客の来訪が本格化しています。「日本で日本食を楽しみたい、でもハラール対応が必要」というニーズが、飲食店だけでなく、お土産・EC販売にも広がっています。 ② 国内ムスリム居住者・二世の需要 留学生・技能実習生・駐在員として日本に住むムスリムの方が増加。日常の買い物に 「和の調味料をハラール認証で」 という声が確実に増えています。 ③ アジア諸国への輸出機会...